被災地の障害のある方へ手と手を「つなぐプロジェクト」(通称:「つなぐ」プロジェクト)

東日本大震災で被災している障害のある方への支援のネットワーク構築の呼びかけ

2011年3月19日

 3月11日(金)に起きた未曾有の東日本大震災は、1週間という時間がたった今も、その規模と被害の大きさからか十分な情報収集すらままなっていません。阪神大震災の反省からか、民間のボランティア関係団体も即応する行動を戒め、ようやく17日あたりから、準備が整いはじめたようです。
 しかし、被災地では、刻一刻と状況は悪化しているようです。また、障害のある方への支援はやはり乏しく、一般の避難所に入れず、施設を避難所代わりにしている方も多いようです。また、支援物資も十分には行き届いていないようです。
 私たちは、被災地の方々と連絡をとり、状況を把握し、
① 仙台に拠点を作り、そこからピンポイントで物資や支援を送る体制を整えること。
② 山形からの物資などの流入を行うルートを構築すること。
の2点をいろいろな方のご協力を得て行っていきたいと考えています。
特に、被災地への物流のルートが現在、東北自動車道ルートに偏っており、福島原発の問題がある中、原発の被害が広がり、もし、東北自動車道が通れなくなった場合、ルートが閉ざされてしまいます。そのことを防ぐためにも、新潟に物流の拠点を置き、日本海側からアクセスできるようなルートを構築していきたいと考えています。
また、関西や東海地方から、東北はやはり遠く、できれば、拠点リレーができるようにいろいろな地方の方のご協力をいただきたいと思っています。
ぜひ、みなさんのご協力をよろしくお願いいたします。
※仙台の事務所は、仙台つどいの家のご協力で開設し(てい)ます。


つなぐプロジェクトについての連絡先
 現地事務局:080-1666-5104です。
 後方事務局:CXJ13712@nifty.com(冨田)
 (お願い)場所はお借りしていますが、現地のさまざまな活動のさまたげになりますので、
仙台つどいの家および、ぴぼっと支倉に直接連絡することはおやめ下さい。

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「ダイレクト&パーソナル・サポート プロジェクト」(通称「つなぐ」プロジェクト)
1.目的:障害のある方の支援を行っている被災地の施設・事業所を、被災地以外の事業所・施設が状況を把握し、できるかぎり個別に必要な支援を届けるサポートをする。
2.支援内容:
 ①情報集約
 全国の協力事業所が、担当の被災地の施設・事業所のニーズを継続的に把握し、事務局に報告。
 
 ②物資・人材等の調達
 行政にある物資、その他全国の協力事業所のネットワークで調達可能な物資を拠点事業所(各県または隣県など)に集約。
 ③配送
 できるだけ早く届けられる方法を。
3.仮事務局
  仙台市内(仙台つどいの家 ぴぼっと支倉内)
4.協力事業所について
  ①担当事業所への定期的(必要に応じて)連絡
  ②事務局への報告
  ③物資等調達へのネットワークを使った協力
5.義捐金&支援金および物資の受け入れ
①プロジェクトに賛同する方を各施設団体で募ること
  ②プロジェクト全体の活動のための義捐金・支援金の受け入れは、NPO法人ふわりにて行う

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物資の配送ルート

仙台つどいの家  宮城県 各施設 障害のある個人
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  山形
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  新潟・上越
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   松本    高岡 
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   愛知    石川・福井
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          関西(京都、奈良、兵庫)